こだわり
当工房では
「気に入ったものに囲まれて暮らす喜び」と「気に入ったものを長く使う満足」
を提供するために、こだわりを持って製作しています。
製作技法について
家具の基本的な耐久性に関わる部分は、出来るだけ伝統的な技法を用いて製作しています。
「伝統的な」というとノスタルジー、懐古主義のように感じるかもしれませんが、「長く使う」ことを考えれば、やはり伝統的な技法を用いるのが、耐久性から見て最も適しているのです。
ただ、伝統的な技法のみに固執するのではなく、デザインや使い勝手に応じて、金具や新しいものも適材適所で使っていくようにしています。その場合でも、長く使うことを念頭に置いています。
使う素材について
素材はあくまでも無垢の木を使うことにこだわっています。
世の中に出回っている家具の多くは、「フラッシュ家具」と言われるものがほとんどです。フラッシュ家具は、悪い言い方では「張りぼて家具」などと言われています。四角い枠を作りその両側から合板でサンドイッチしてくっつけたものです。比較的安く、軽く作れるのが長所ですが、その反面耐久性に劣るというのが短所です。
無垢の木を使った家具は、安くは作れませんし重いという短所はありますが、長く使えるという大きな長所があります。よく「成長するのに100年かかった木は、切られた後も100年はもつ」と言われる通り、木は本来そのくらいの耐久性があるのです。(実際には手入れさえすれば、もっともつと思いますが・・・)
長く使う・・・そのためには、やはり無垢の木を使うことにこだわっていきたいと思います。
そして、何より無垢の木の表面のあの感触・・・嫌いな人っていませんよね!
仕上げ塗装について
可能な限り天然系のオイル仕上げ塗装を行います。
オイル仕上げとは、木の繊維に油分を染み込ませ、表面に塗装の膜を作らない方法です。そのため木が呼吸するのを妨げず、木の質感を落とさないのが特徴です。せっかく無垢の木を使うのですから、木の感触を残したいですよね。人の体や環境にも優しいとされるオイルを選択して使用します。
でも、オイル塗装にも弱点が!テーブルなどで長時間濡れたコップなどを置いていると、そこに輪染みと言われる跡がついてしまいます。また、定期的にご家庭でオイルを塗っていただくという手入れが必要です。(手入れと言ってもオイルを塗って拭き取るという簡単なものですが・・・)染みができるのも味わい、手入れするのも愛着につながると思っていただければ幸いです。
どうしても染みができるのは困る、手入れもしたくない、という方は、ウレタン塗装を選択してください。天然成分とは言えませんし、木の質感も感じにくいですが、お手入れが楽というのはメリットです。
天然木のシンプルな家具と暮らすなら
京都にある【家具工房ログ】では、無垢材を使った学習机やリビングテーブル、他にも様々な家具を製作しています。優しい木目と色合いを楽しめる天然木の家具は、使い込むほどに味わい深くなり、まるでアンティーク家具のような雰囲気へと変化していきます。天然木は耐久性が高く、お手入れさえ行っていただければ100年は使い続けられると言われている素材です。シンプルで一生使い続けられる家具をお求めでしたら、どうぞ【家具工房ログ】までお気軽にお問い合わせください。大阪など近畿エリアであれば直接納品が可能です。